選択肢を広げるのはいいこと?



現在28歳。台湾に来て二年目。サッカーのコーチで生計を立てながら暮らし、やりがいを感じつつ、そしてトップチームを作るという新たな夢にチャレンジしている最中のかっちゃんです。

みなさん、ふと思うことはありますか?

あの時のあの選択は間違いだったのではないか・・・?

自分の生まれ育った場所を離れて言葉の通じない海外に来て、なんとなく物事の本質や自分についてよく考える機会が増えました。

 

そして自分の過去にしてきた選択が正解かどうかいまだに分かりません。そしてこれからも一生正解かどうかなんてわからないと思います。

そのときの選択に正解などないんです。

 

 

あなたは選択できていますか?

なぜこんなことを書いているかと言いますと。

現在の台湾にはプロのリーグがなくアマチュアの企業リーグはあるもののジュニア世代からトップチームまで一貫したピラミッド式の運営をするチームはゼロです。

小学校は○○チームでサッカーをしても中学校に上がるとまたその世代のあるチームを探し、高校になるとまたその世代のチームを探し、大学でもまた探し、チームが変わればもちろん教育方法もバラバラで、一貫したサッカー教育を受けることができません。

一方、日本ではJクラブのようにジュニアからトップまでの一貫したピラミッド式の運営をしているチームがそこら中にあふれています。

サッカーを習いだした子供たちは自然と目標ができ、トップチームという目指す場所が明確になりやすいのです。

 

そんな台湾で私たち日本人コーチだからこそできるチーム運営を、と現在中学生以下の世代のみのチーム運営ですがトップチームの結成、企業リーグの参戦へと目標に向けて励んでいる訳でございます。

私たちのチーム運営が作り出せれば台湾のサッカーチームのモデルとなり、台湾サッカーの発展にも繋がります。

そして素晴らしい縁があって出会い、同じサッカーチームでコーチをしてくれている台湾人のコーチ。その彼もまた、私たちと同じようにこの活動に力を注いでくれている、と思っていたのですが、どうやら彼の価値観は私たちと少し差があるようでした。

 

 

その台湾人コーチは現在28歳、台湾体育大学卒業の非常勤講師でその傍ら色々な場所でサッカーコーチをしながら私たちのチームにもコーチとして力を貸してくれています。

彼の現在の収入ですが、非常勤講師ですので毎日授業があるわけではなく、サッカーのコーチ業なくしては生活は成り立ちません。

そしてもちろん教師を目指しているのでチャンスがある度に採用試験にトライしているそうなのですが、なかなか思うようには進まないようです。

また台中体育大学サッカー部の外部コーチとしても働いているそうで、そのサッカー部をメインで見ている先生が大学の教授だそうです。その教授はもうすぐ定年で定年後はそのポストが空き、彼がそのままなれるとかどうとか。

で、現在私たちはトップチームの作成に向けて活動中ですので指導者ライセンスを取得している台湾人の彼の存在が企業リーグの参戦には非常に重要なのです。

ここは台湾ですので日本人だけではできないことも多く、同じ野心をもつ台湾人と一緒に作り上げることが必要不可欠なのです。

スポンサー活動、台中市政府へのアプローチ、ホームコートの作成など毎日全力で駆け回っていた矢先、その台湾人コーチは選べないと言ってきたのです。

 

何が選べないのか?

 

自分の将来を考え講師になるために採用試験にトライし続けるのか。

台中体育大学サッカー部のメインコーチの座が空くのを待つのか。

他にも指導しているサッカーチームのコーチを続けるのか辞めるのか。

私たちと一緒にトップチームを作り、チームを広げていくのか。

そんな沢山の選択肢を同時に進めながら、君たちのチームも手伝いたい、と彼は言うのです。

 

このタイミングで彼がそういう考えであることに私たちは大いに驚きました。

沢山の活動資料を作り、自分たちのチームを多くの人に知ってもらい、企業に売り込み、そして選手の確保と、私的には一緒にこのチームの一員として働いていくのだと勝手に思っていました。

が、現在の安定しない給料と、もし採用試験に受かったら、もし台中体育大学のサッカー部メインコーチになれたら、ほかにもやっているサッカースクールの収入がなくなったら、彼の中で沢山の天秤があるのでしょう。

そうこう迷っている間にも目標としている来季の企業リーグ参入までの時間はどんどん迫ってきます。

選べないといっている彼を待っているのもバカバカしいのでトップチーム作成に必要な条件である指導者ライセンスを取得しているほかの台湾人を探すしかありません。

選べない理由のひとつとしてはおそらくお金でしょう。

私たちが高い給料を彼に支払えば、彼も迷わずに済むと思います。お金がすべてなら、ね。

 

 

しかし私と代表であるもう一人の日本人コーチも生活できる収入をこのチームで得ている訳ではありません。私はこのチームでコーチをする傍ら、自分で生徒を集め、スクールを開いて生計を立てています。

決して裕福な暮らしをしている訳ではありませんがここに可能性や価値を感じているから続けたいし、このチームをピラミッド型の運営にできるように活動しているのです。

そんな状況でいくらあげるから、こっちでやって!って言いずらいですよね。実際言うべきなのかな、とも悩んでいますが・・・。

ゼロから何かを作り上げようというときに、安定という確実なポジションなどどこにもありません。

結論は、お金のために始めた行動に価値は少なく、選択することもできないということ。

 

選択肢は多い方がいい?

 

選択肢は多い方がいい、とよく言いますが果たしてどうなんでしょうか。私は選択肢が多ければ多いほど、どれが一番正解なのか悩む時間が増え、挙句お金に換算して考えた選択はいずれ後悔に繋がるような気がします。

 

まるでどの会社が給料がいいかな?休みが多いかな?と就職先を選ぶ大学生みたいですね。選んでいる時点で損をしているような、なんとゆうか・・・。

 

私は高校を辞めたいから辞めたし、フットサルをしたいから始めたし、台湾に来たいから来たし、人生は常に選択の連続で選ぶ理由はお金じゃなくて自分がやりたいかどうか、そこに価値を感じるかどうかでそれ以外の理由なんてなーんにもありません。

やりたいことを選択することが本当に大事だと、28年生きてきて、そして彼を見て本当に本当に思いました。

 

 

そしてその選択をできずに迷っている彼に本当に言いたかったので実際に聞いてみました。

自分が一番したいことはなんなのか?

すると彼はもちろん私たちと一緒にこのチームでやっていきたい、と言ってくれたのです。(そこは思ってるんだ・・)

 

ではなんで選ばないのかですよね?

ハイ、これも聞いてみました。

すると兄弟はいるか?君は末っ子だろう、僕は長男だから将来親の面倒を見なければいけない、そして今はその親の親もいるし、自分の好き勝手にはできない。もし後3歳若かったらすぐに選んでいる、しかしもう28だし親は両方教師だし、安定した職業につかないといけない、と言われてしまいました。

 

んーなんか返す言葉がありませんでした。

 

 

 

 

まとめ

日常の小さなところから自分の本能のままに選択すること、これって本当に大事。

30種類のメニューの中から食べたいものを選ぶのか、うちの看板メニューはこれです!!っていう1、2種類しかメニューのない店で食べたいものを選ぶのか、どちらが正解など分かりません。

その中でこのメニューはおいしそうだけど金額が高いしな、このメニューは金額の割に量が少ないしな、これは先週食べたしな、それは隣の人が食べてるしな・・・メニューが増えれば増えるほど、考えなくてはいけないことが自然と増え直感が鈍ってしまいます。

 

 

そして以前記事に書いた、台湾の親はほんとにほんとに過保護なので子供も自分で選択する経験をしてきていないというのも大いに関係があるのでは?と今回しみじみ思いました。

彼はこの話をしているときにかなりネガティブに考えこんでいましたが、私からすれば贅沢な選択肢ばかりでなにをそんなにへこんでいるの?って話。

 

そんなに考えるぐらいなら選択肢はいらないよね。まじで。悩む時間がもったいない。

考える前にやれ!!って話。

今回彼とは中国語でのやりとりだったので私の思いはうまく伝えられませんでしたが、中国語で逆によかったです。

日本語だとばーっと言うてしまいそうでした。

 

たくさん保険をかけて、選択から逃げて、いずれおとずれる人生の大事な選択も悩んでいるうちにそのチャンスは消えてなくなります。

ほんま、アマイ!!!

誰も待ってくれないし、大事なのは自分だよね。自分の選択を信じてあげようよ。

 

とにかく、その話し合いをして帰ってきて速攻思いを文字にしてみました。

後日編集します。笑



ABOUTこの記事をかいた人

社会人7年目、仕事を辞めて台湾留学に行くことを決意した28歳女子。タフさ明るさNo1の思い立ったら即行動人間。日本にいるときのお仕事はスポーツショップの販売員でボールを蹴ることが趣味でした。現在、台中逢甲大学に語学留学中。