台湾に来て二年目、何がしたいのか考えてみた。



2018年3月、台湾にきてちょうど一年が経ちました。

二年目に入り台湾にきてすぐの頃とは全く状況も異なり、これからは日本人の私がなぜ台湾にいるのか、その目的や目標を冷静に考える時間が自然と増えてきたわけです。

 

 

台湾にいる手段を必死で考えていた自分

 

とにかく台湾に行って生活してみたい、と考えていた当初は外国人として台湾に長く住む方法ばかりを必死で考えていました。

語学学校に通う→学生ビザをもらう→語学を習得する→現地の就職先を探す→就労ビザをもらう

正直大半の人が思い描くルートなのではと思います。そして就労ビザさえもらえればある程度は長く住める訳で、ヤッター!て感じですよね。

そして私も実際に語学学校に一年間通う予定でしたが最後の3か月はゆくゆくの就労ビザのことも考えてお仕事を始めました。

 

現在、幼稚園で日本語と体育の教師をやっています。

え?保育士資格持ってるの?

いいえ、持ってません。台湾人が台湾の幼稚園で働くにはもちろん資格が必要なのですが、私は日本語教師としての外国人枠。ということで資格は一切必要ないみたいです。

今年の1月から台湾現地の幼稚園で月から金まで、8時から17時までとフルタイムでがっつり働かせてもらってます。

就労ビザに関してはそんなにひょいとすぐには出せないよ、とのことでした。ワーホリビザでまず1年働いてみて、そこから就労ビザを出せるなら出してあげたい、という感じでした。

 

サッカースクールがしたかった。

そもそも台湾に残りたい一番の理由が来台してすぐに始めたサッカースクールです。

フットサルをやっていたこともあり、子供の教育の現場に携わりたい、自分で何かをしたい!という日本にいるときからの願望と現在の環境がぴったりはまり、まだまだ発展途上のこのチームを大きくしようと代表の日本人の方と一緒にこの1年間やってきました。

チームをもっと知ってもらい、もっとたくさんの子供たちに興味を持ってもらうためにも受け身でいては何も始まらない。とにかく営業だ!とサッカーを教えさせてもらえる場所と子供がいないかと考えた結果、台中にある幼稚園に人伝いで営業しまくっていた訳です。

そして偶然に今の幼稚園が「サッカースクールはもう委託しているところがあるので出来ないがうちで働かない?」と声をかけてくれたのです。

就労ビザをもらえるかも!というのがすぐさま脳裏をよぎり、さっそく今年から働くことになりました。

 

働きだして思うこと。

仕事はどこにいたって仕事。

子供が好きだから、とはいえ仕事は仕事です。職場の色々な人間関係もありますし、中国語を流暢に話せない分のアウェー感もハンパないです。

そして日本語を教えてほしいとは言われても何からどうしていいのかも、どれが正解かもわからず、毎日がむしゃらにやるしかありません。

体育の授業も幼稚園内のグラウンドを使用するのですが、近所のおじさんが怒ってくるらしくあまり大声は出せません。1クラス30人の子供たちが外で暴れまわるのにうるさくしちゃダメって、どないやねん!て感じですよね。

台湾にいたって、日本にいたって、仕事は仕事。楽しいことよりはるかにしんどいことのほうが沢山あります。

 

私がやりたかったことは仕事なのか?

毎日朝8時から17時まで拘束されていると、なぜか頭の思考回路がマイナスモードになってきます。

そしてどうしても本来やりたかったサッカースクールの活動も、仕事を優先しなくてはならず、時間に限りが出てきてしまいます。

私はこの仕事がしたいから台湾にいるのか?台湾にいたいからこの仕事をしているのか?

どちらも違う!

自分にしかできないこと、自分の価値を仕事にしたい!ビザが欲しいんじゃない!自分で仕事を作りたい!

自分でやりたい!!!

 

自分の価値とは?

台湾のサッカー事情。

現在の台湾のサッカー環境は、日本ほども進んでいません。競技人口も少なく、テレビでもサッカー中継なんかほとんどやってません。みんなだいたいバスケバスケ!

そんな中でもサッカーをしている子供たちはいます。そしてその子供たちを教えているコーチたちもいます。

が、ひとたび試合となるとゴールに向かってボールを大きく蹴り、体の大きい子や足の早い子が勝ち、コーチたちもそれを褒めるのです。

私からすると、え、毎日なんの練習してるん?サッカーて個人競技やっけ?って感じです。

とにかくサッカーに関してはやる側を教える側も超発展途上なのです。

 

その中での自分の価値とは?

そういった台湾にいる台湾人コーチと私の決定的な違い。

それはまさしく自分が日本人であるということ。

日本で育ち、日本の教育を受け、良いか悪いかはさておき日本人の感覚を持ち合わせているということが台湾人コーチとは違う大きな差であり価値だと思うのです。

日本語を話せることも私の価値だし、日本でフットサルをやっていたことも私の価値。

そして知らぬ間に学んだ空気を読むとか、言わずして分かろうとするとか、対台湾人とのコミュニケーションでも日本にいた27年間で学んだことすべてが今私の価値として生かされています。

そして現在ここ台中でサッカースクールをしている日本人には出会ったことはありません。つまりライバルがいないのです。

その中でスクールにきている日本人、台湾人と関係のない子供たちに挨拶は自分から、時間は守る、自分のことは自分でする、人のせいにしない、など日本人の私が思うやりかたでやらせてもらっています。

ありがたいことに一緒にやっている代表の方も同じ考え方で、自分たちの価値を見出すためにやっていこうと台中にある居酒屋でしょっちゅう熱く語り合っています。

台湾人にはできない、自分たちのやりかたで、少しでも自分たちから教わりたいと思わせるように頑張ろうと。

勝つことだけが目標ではなく、どこにいってもどんな社会に出ても通用するサッカー選手を育てようと!

 

まとめ・自分の価値を仕事にする。

 

現在の私の目標はサッカースクールで生活をすること。この無法地帯の台湾で、しかもライバルがいないこの環境で、十分に可能性はあるとこの一年間で感じました。

就労ビザのことばかり考えて仕事をするのは辞めようと思います。

自分が日本で経験してきたことすべてを武器に、仕事をしようとは思わず、自分の価値をお金に替えようぐらいの気持ちでこれから台湾でやっていこうと思います。

 

以上、なぜ台湾にいるのか?深く考えた結果でした。



ABOUTこの記事をかいた人

社会人7年目、仕事を辞めて台湾留学に行くことを決意した28歳女子。タフさ明るさNo1の思い立ったら即行動人間。日本にいるときのお仕事はスポーツショップの販売員でボールを蹴ることが趣味でした。現在、台中逢甲大学に語学留学中。