台湾と日本の教育の違い。



こんにちは。

台湾でサッカースクールをやっていて、毎日子供の教育現場にいる訳ですが、その中で日本と台湾との教育の方法や考え方の違いの差を沢山感じています。

今日は私個人的に感じたこどもの教育についての違いをご紹介したいと思います。

 

集団行動が得意な日本、苦手な台湾。

人間は必ず誰かと関わって生きていくし、何をするにしても対人関係は非常に重要で、それは大人もこどもも同じで常に勉強させられる部分でもあります。

私は現在サッカーというスポーツを子供たちに指導していますが、常に意識しているのは対人です。ボールの扱い方や戦術ではなくチームで勝つにはどうすればいいのか、チームで目標を達成するには何が重要なのか、毎日こどもたちに遠回りではありますが問い続けています。

そして短い期間ながらも感じるのは台湾人はその集団行動が本当に苦手だということ。

子供なので国籍など関係ないのでは?と思いますがやはりこどもは親の鏡。たった4,5歳の子供でも日常でともに生活している親の影響をダイレクトに受けているので、圧倒的に台湾人と日本人では集団で生活をする上での考え方が全く違います。

では具体的に何がどう違うのかというと・・・

私は小さい頃から人が嫌がることはするな、迷惑をかけるな、他人をおもいやれ、自分のやりたいことばかりではダメ、と親や周りの大人に言われて育ったような気がします。本当にザ日本人ですね。

そしてある程度の奔放さもあって、いろんなことをチャレンジさせてもらい、失敗もし、知らぬ間にこれはダメだ、あれはOKと自分の判断能力を養わせてもらえたと思っています。

ひとりで学校に行ったり、公園に行ったり、悪さをして近所のおじさんに怒られたり、たまにケガしたり、させたり、

今思えば親や周りの大人は非常に我慢をして、本当に危なくなったときや助けが必要なときは手を出す、という子を見守る体制が整っていたのかな、と思います。

 

一方の台湾では親は子供がなによりかわいくて一番。小さい頃はああしなさい、こうしなさい、これしちゃダメ、あれしちゃダメ、ととにかく親やそのまた親のおじいちゃんやおばあちゃんが深く子供の育児に関わります。

そして幼稚園で働いているときに感じたのですが、先生たちは容赦なく子供を叱り、罰を与えます。列にちゃんと並べなかったり、先生の言うことと違うことをしてたり、ごはんを食べるのが遅かったりすると、大きな声で怒鳴って、長時間立たせたりなんかは毎日あります。

なんとなく子供は大人の言いなりで、大人はとにかく力づくで子供に言うことを聞かすって感じ。

子供は自然と失敗を怖がり、自分で判断する力が鈍っていくのです。

また台湾の交通についてですが車やバイクの運転は無茶苦茶、歩道なんてほとんどないし、道は段差ばかりでガタガタ。当然ですがこどもをひとりで学校に行かせることなど危なくてできません。ですので学校や習い事も親の送り迎えが絶対、ちょっと公園で遊んでくるー!はーい、いってらっしゃーい!なんてありえないのです。

当然こどもだけの時間は日本に比べると圧倒的に少なくなり、習い事もなんでも親が付き添うので自然と親も首を突っ込みやすい環境になってしまうのです。

親はこどもが自分の目の前で失敗しそうになるのを「そうしたらそうなるよ!ダメだよ!」と言ってしまう。

サッカースクール中も自分の子供がうまくできなかったりするとコーチがいるのにも関わらずああしろ、もっとこうしろ!と激しく口出ししてくる訳です。

つまり、台湾での子育ては自然と過保護になりやすい環境、とでも言えるのではないでしょうか。

常に親がやるべきことを示し、答えを教え、失敗を経験させない。そしてこどもだけの集団生活の中でどうすればいいのか判断できないこどもが台湾には圧倒的に多い気がします。

 

集団行動の苦手さは大人になっても顕著で色々な場面で自由だな、と感じることがあります。

例えば時間。こんなに社会全体が時間に厳しく正確に動いている日本が逆に気持ち悪いくらいです。

よく練習や試合に遅刻してくる台湾人の小学5年生の男の子がいます。

まずは遅刻した理由、なぜ遅刻がいけないのか、どうしても遅刻しそうになったらどうすればいいのか、もううんざりするほど話をしています。でもその男の子は必ず、『お父さんが大丈夫、間に合うと言ったから』と泣きながら言うのです。

毎日同じ場所で同じ時間に練習しているのに、何時に出発し、到着までどれくらいかかるのか、そういった時間の感覚がいつまでも養われないのです。この子供はこの親の犠牲者とも言えます。

また台湾人の性格だなあ、と感じるのがミスを認めない、謝らない、という点。

これも子供、大人両方にあることで、とにかく頑固で自分の主張をしたがります。とにかく自分の言い分を誰かに聞いてほしくてしかたなくて、あまり我慢は得意ではないように見えます。

99対1ぐらいの負け戦でも絶対に言い訳してきます。

楽しくないときは楽しくない表情を露骨に出すし、誰といたって電話がかかってきたら出るし、かけるし、どんなときでもずっとしゃべってるし。

本当に自分の感情に素直です。

 

そんなこどもたちに毎日、相手のことをもっと考えろ、自分がどうすべきか考えろ、自分だけがよければそれでいいのか、自分だけがうまくなればそれでサッカーは勝てるのか、と伝えています。

私たちコーチが集団生活の大切さをどれだけ子供たちに伝えても、生活の大半は親と過ごしている訳で、なかなか厳しい部分もあります。ですが私が台湾にいる以上、サッカースクールで子供たちと関わる以上、それを伝えれるのは自分の価値だと思っています。

 

そうです、お気づきの方もおられるでしょう。

現在台湾人イヤイヤ期なんです・・・。なぜか台湾に惹かれて、台湾に来て、言葉を勉強し、生活し、本当に色んなことを感じて経験という財産を今現在も積んでいるのですが、なんで気づかないんだ!?って毎日嫌気がさしています。日本人と話しているときに本当にほっとします。

台湾はおもしろい国です。みんな親切で、世話焼きで、物言いはストレートで、自分に素直で、そんなに何も考えてなくて、日本人とは全く違います。

色々考えて、相手の頭の中を想像するクセのある私にはとても台湾人にはなれません。ただ、すごく憧れるし、そうなりたいと思うときも沢山あります。

 

なので!台湾で頑張ります。自分にできることをして生活してみます。

 

日本と台湾の教育の差があればあるほど、どこかにニーズかあるはず。そんなことを考えている毎日でした。



2 件のコメント

  • かおりさん、はじめまして!少し前にこちらのブログにたどり着いて楽しく拝見させていただいてます(^.^)かおりさんのブログとっても読みやすく、すごく参考になります!それに、年齢もわりと近く(私の方が上〜)同じ関西人で、私もまた台湾人との遠距離恋愛の経験があって共通点の多いかおりさんに勝手に親近感を感じています(^^;) 今回の記事の台湾人と日本人との違い、すご〜いわかります!私は台湾人と4年半付き合って別れましたが、”あまり何も考えてない”これめちゃくちゃわかります…。他人にあまり興味がないような、そもそも他人を理解しようという気がない感じというか……腹立つしうんざりするし理解し合えないことに切ない思いもたくさんしましたが、深く考えず自分が楽なように生きる台湾人は生き方上手な気がして私も彼らに憧れる部分が確かにありました。本当に根本的に違う彼らに先生としての立場で向き合うのはすごくすごく大変なことだと思いますが、信念を持って挑戦するかおりさんがとても素敵だなと思いました!これからも陰ながらですが応援してますし、ブログの更新楽しみにしていますね(*^^*) 初めましてで長文すみませんー!

    • Amuさんこんにちは!メッセージありがとうございます(^^)
      そんな親近感を感じてもらえてるお聞きして私もすごくうれしいです。
      正直、ブログでこういったことを書くのはなあ…と書きながらも何度も思いましたが
      本音で書きたいことを書かなきゃ自分が台湾にいる意味がない!なんて思いながら書いていました。
      四年半も遠距離恋愛をされていたのですね!!!長い!!!!
      本当に台湾人って・・・って感じですよね。笑
      書き出すと止まらないんです( ;∀;)呑みながらしゃべりたい。笑
      でもこうやって共感してもらえることが何より励みになりますし、
      自分たちと全く違う生き方、考え方に日々勉強させられることばかりです。
      これからものんびり、自分らしくブログの更新もしていこうと思っていますのでよろしくお願いします。
      メッセージ本当にありがとうございます!!!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    社会人7年目、仕事を辞めて台湾留学に行くことを決意した28歳女子。タフさ明るさNo1の思い立ったら即行動人間。日本にいるときのお仕事はスポーツショップの販売員でボールを蹴ることが趣味でした。現在、台中逢甲大学に語学留学中。